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大光山善立寺は天正19年(1591年)に徳川家康の江戸入府にとも ない開創され以来長くその歴史を伝える寺院です。とくに松平 家とのご縁が深く、現在も「徳川葵」が善立寺の寺紋となって います。 宗派は日蓮宗です。本尊は久遠の本師釈迦牟尼仏です。経典は 妙法蓮華経(法華経)です。 境内はいつでも開放し仏事のご相談をお受け致しております。 どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。 |
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日蓮宗は、建長五年(1253年)、日蓮聖人によって開宗されました。 房州小湊(千葉県)に生まれた日蓮聖人は、清澄寺の道善坊に師事し、十六歳で得度しました。二十一歳で比叡山に登り、天台教学を学 ぶかたわら、密教、念仏、禅をはじめとするあらゆる学道の研鑚にはげみ、『法華経』こそが仏教の真髄であり、お釈迦さまのみこころ であると悟られたのです。 お釈迦さまの大慈悲は、いつでも、どこでも、私たちに救いの手をさしのべて下さっています。しかし、私たちにはそのお姿を見ること も、その慈悲のこころを知ることもできません。そのためにお釈迦さまは日蓮聖人を通じて、自らの真のお姿と、大慈悲心とを説きあか された『法華経』を私たちにお与えになったのです。 お釈迦さまは入寂いらい、二千年後の悪世末法の世にまで『法華経』をひろめさせる使命を上行菩薩に与えました。日蓮聖人は、自らが その上行菩薩の応現(現実の姿)、すなわち「再誕」であるという強い自覚の上に立ち、『法華経』をひろめることはお釈迦さまの御意 志による、至上の使命であると考えられたのです。お釈迦さまの御意志と『法華経』の所説にもとづく真実の仏教-。すべての人びとに、 それぞれが本来は仏であることを悟らせ、清く、明るく、そして正しくやすらかに導く……ここに日蓮聖人の教えがあります。日蓮聖人 はお釈迦さまの教えを正しく理解し、真の教えを伝えるために「南無妙法蓮華経」のお題目を唱え、日蓮宗を開宗しました。「妙法蓮華 経」は、私たちが目覚めねばならない真理を指し、「南無妙法蓮華経」は、その大いなる救いのうちに包まれるという意味であると教え ておられます。日ごろ私たちはお題目を唱えますが、お題目はただ声に出して唱えるだけではなく、身と口と意に唱えてこそ『法華経』 の救いを浴び、その中に包まれるといい、そしてその喜びを自覚し体覚しな ければならないとも教えておられます。日蓮聖人のお導き にしたがい、『法華経』を鏡として、苦しみや悲しみから眼をそむけず、現実を直視して困難にへこたれず、お釈迦さまの救いを受ける 素直な心をもつことなのです。 |
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